女は女である

雑記帳

アルバイトの終わり

明日でバイトが終わる。1年生の2月からお世話になり、1年の留学の後もお世話になったバイト先。合計で、2年ちょっとはたらいていたことになるはずだ。最初は整然とした建物のようすと、静かな社員さんたちになかなか落ち着かなかったけど、今では映画館の席…

7,8月読んだ本

スティル・ライフ (中公文庫) 作者: 池澤夏樹 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1991/12/10 メディア: 文庫 購入: 14人 クリック: 92回 この商品を含むブログ (143件) を見る 光の子供 (新潮クレスト・ブックス) 作者: エリックフォトリノ,´Eric Fottori…

最近のこと

(3月に行った万里の長城) 就職先が決まるまではほんとうに「一分一秒を争って」、公務員試験の勉強をしていた反動からか、いまは伸びきったゴムのように力が出せないでいる。 というか、力を入れるのがむずかしいのだ。試験勉強のときは、時間があるときは…

11月に読んだ本

あしたから出版社 (就職しないで生きるには21) 作者: 島田潤一郎 出版社/メーカー: 晶文社 発売日: 2014/06/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (27件) を見る アニバーサリー (新潮文庫) 作者: 窪美澄 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/07/29 …

春画展に行ってきた話

先週、大学から徒歩5分ほどの距離にある永青文庫、そこで開かれている今話題の春画展に行ってきたことのメモ。私と先輩、たった二人が受講しているフランス語の授業の一環として、マダムと三人で行きました。 ポルノはいつの時代もリピートだということを実…

10月読んだ本

借りの哲学 (atプラス叢書06) 作者: ナタリー・サルトゥー=ラジュ,國分功一郎(解説),高野優,小林重裕 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2014/02/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (9件) を見る 贈与関係ではなく「借り」の関係を築くことで、ネオ…

東京

生きていくということは、昔思っていたよりもむつかしくないような気がする。でも、やさしく、きれいなものを大切にしながら生きてくのは本当にむつかしいと思う。 東京はなんでもある。 ものがありすぎる。豆乳をのみたいとコンビニによれば、3種類くらいの…

ものかき

最近仕事で記事を書いているわけだけど、ひんぱんにじぶんじゃないなにか、社会にはびこるあの虚構の存在にのまれそうになって怖くなる。よくあるキャッチーな文章をまねていると、じぶんがみじんも思っていないようなことを平気で書いてしまうのだ。そんな…

メゾン・エルメス:「境界」 高山明+小泉明郎展、短編オムニバス ― 眺める、そぞろ歩く、彷徨う

良かったのでメモ。

生理は悪いものでもない

生理ほど嫌いなものはないが、生理がなければどうなってしまうのだろうと思うこともある。 生理が毎月近づくにつれて、肌は荒れはじめ、体を重く感じるようになり、気分もむやみに淀みがちになる。じぶんの体が少しずつうまくうごかなくなると、そろそろやっ…

パリでのひと夏

パリで、べつべつの国からやってきた学生たちと、ひと夏を過ごす、という、まるで数年前みた「スパニッシュアパートメント」のような生活をしている。 平日は9時から16時くらいまでパリ政治学院で授業をうけ、その後は美術館によったり、パン屋やマルシェで…

「her/世界でひとつの彼女」は、人工知能が神になる近未来の到来を予言した物語である

20歳の誕生日に渋谷で見た、ということでわりと思い入れがあるこの作品。 英語圏でHimといえば、その意味するところはたったひとつ。キリスト教の全知全能神である。キリスト教は一神教、つまり、その神は”世界でひとつ”の存在であるために、先頭の文字はキ…

春学期

最近のことについて。 今学期は、一つの必修科目を除いて政治科目をとることにした。もう3年生だし、自分の専門を深める時期に来ているのかなあ、なんて思っている。 とってる授業 Ancient Political Thought The Concept of Power in Political Theory Med…

思い出はみえない

引き出しの奥には、赤と、青と、橙色と、いろんな色のビー玉たちが潜んでいる。それぞれのビー玉の中には、違った世界が広がっている。重みのあるそれを一つとりあげて、じっとのぞいてみる。最初はぼんやりとしかみえないけれど、だんだん目が慣れてくるの…

鈍感さという暴力、鈍感さという救い

藤野可織さんの「爪と目」、鹿島田真希さんの「冥土めぐり」を読んだ。 両方とも芥川賞を受賞したという共通点はあるものの、この2冊は違う作者によって書かれた全く違う話。でも、鈍感さが周囲に与える影響を描いているという点では同じといえる。 爪と目 …

人種は交換可能?/“Your Face in Mine” (Jess Row)を読む (1)

ジェス•ロウが書いた、“Your Face in Mine”という本がある。 2014年夏に発売されたこの本は、そのセンセーショナルさからアメリカ国内ではかなり話題になったよう。人種問題への関心が高くはないからかどうかはわからないけれど、日本ではまだ有名じゃないみ…

ホームシックをなおしてくれた本たち

どうやらわたしはホームシックにかかってしまったみたい。 日本の生活の中にあった、形容するのが難しいあの雰囲気をとてつもなく恋しく思っている。日本に帰りたいとは思わない。だって、帰ったとしても、私はきっとまた別の居場所を探そうとするだろうから…

グローバリゼーションのもとに輝くインド/"City Dwellers: Contemporary Art from India" (Seattle Art Museum)

グローバル化の流れがあらゆる国の文化にも多大な影響をおよぼしているのは周知のこと。 豊潤な文化をもつインドもその例外ではなく、グローバル化がつれてきた資本主義システムと消費社会はその文化に大きな変容をもたらしている。 わたしたちがインド文化…

"The Common SENSE”/アン・ハミルトン(Henry Art Gallery)

わたしが通うワシントン大学には、ヘンリー・アート・ギャラリーという画廊がある。大学附属だけど、有名なキュレーターのついたれっきとしたギャラリーで、これまでも世界中のアーティストの展示が企画されてきたらしい。 シアトルについてからしばらく閉ま…

孤独を飼いならす

(Rinko Kawauchi) さみしさ、はいつもいつもわたしにつきまとう感情。それから逃げることをこころみたり、ほかのことで頭をいっぱいにしてその存在をわすれようとしたり、本当に、小学生のころから、長いあいだもがいていたけれど、これを私から引きはがすこ…

ソ連崩壊から23年、理想国について語る可能性について

(Ryan Mcginley) 理想国の構想は古今東西で散見される。中国の桃源郷や、インドのシャングリラなど、人々は理想の楽園の存在を夢想し憧憬を抱いてきた。理想国の概念は多くの宗教に頻繁に登場するもので、たとえばキリスト教においてはエデンの園と最終目的…

わたしのデイリーユースの妄想

(Ryan Mcginley) ベッドに横たわり、隣にいる男の子とセックスをし、彼の体温をそばに感じながら、お互い何もいわず、パソコンに手を伸ばし、昔あった国の映画を観て、目が疲れれば枕元にある偉そうな翻訳の哲学書に目を通し、意味するところをぼんやりと考…

「意識高い系」高校生の功罪

(Yuki Aoyama)わたしが高校生だったころ、いわゆる「意識高い系」の世界にあしをつっこんだことがある。 はじめて学生団体のイベントに参加したのは高1の春休みのときのこと。そのイベントは、高校生と大学生が集まり、いくつか分科会に分かれて、設定され…

こちらあみ子(今村夏子)

三島由紀夫賞受賞作。高校生のときにタイトルをどこかで耳にして、なんとなく気になるなあと思いながら、なんだかんだ読み損ねてしまっていた本。ふたごが古本屋で手に入れていたので、読ませてもらった。 読み終えたとき、なんて恐ろしいものがたりなのだろ…

マイノリティになること/アメリカ留学記録1

(Rinko Kawauchi) アメリカで暮らしはじめて、今まで自分が日本の文化的コンテキストでしか通用しない記号に包まれて生きていたのだ、ということを深く実感してる。 説明を省略しても伝わる記号、そして自分のステータスをある程度保持してくれる記号は、ア…

映画を好む人には、弱虫が多い

名画座に行きたい。中はがらんとしていて、薄暗くて、いつもタバコとコーヒーのいりまじったような匂いがする。だいたいおじいさんやおばあさんがちらほらと座っているだけだから、人ごみがどうしても苦手な私にはちょうどいい場所だ。古い椅子は、座るとギ…

赤い風船(1956年・フランス)

舞台はパリ20区のメニルモンタン。36分の短編作。コクトーが「妖精の出てこない妖精の話」と評したといわれるおとぎ話で、まるで絵本を眺めているかのような映像の美しさが何よりも印象的。いわさきちひろが絵本化した「あかいふうせん」はけっこう有名らし…

パリ20区、僕たちのクラス(2008・仏)

「パリ20区、僕たちのクラス」 2008年、第61回カンヌ映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した本作。 巨匠写真家ウィニー・ロニスに街角の風景を収められた写真集がカルト的な人気を博すパリの20区は、パリの中でも移民の多い庶民的な下町として有名。 この映…

4ヶ月、3週と2日(2007・ルーマニア)

「4ヶ月、3週と2日」(ルーマニア,2007 クリスチャン・ムンギウ監督) 2007年公開のルーマニア映画。ルーマニア映画って、どんなものかピンとこない人も多いかもしれない。 じつは2000年代に入ってからルーマニアは若い才能をつぎつぎに輩出する映画新興国…

「天国の口、終わりの楽園。」(2001・メキシコ)

「天国の口、終わりの楽園。」 2001年公開のメキシコ映画。R15指定にも関わらず本国で大ヒット(その過激さゆえ、かもしれないけど)した青春ロードムービー。監督は去年の話題作「ゼロ・グラビティ」を製作したアルフォンソ・キュアロン。「パンズ・ラビリ…

20歳

20歳になってしまいました。誕生日や元旦などひとつひとつの節目に感慨深さを感じ、純粋に気持ちを引き締めたくなる自分は大切にしたいもの。 今年の一年は、美しいものにいっぱい触れたいなと思ってる。心の琴線に触れるようなものたちにいっぱい触れたい…

ベルリン、天使の詩(1987・西ドイツ)

ドイツの巨匠ヴィム・ヴェンダースが監督し、後年ハリウッドでニコラスケイジ主演のリメイクもされた本作。 まだドイツがベルリンの壁によって東西に隔てられていたころに撮影された映画。だから舞台はベルリンだけど、この映画に登場するベルリンはもうどこ…

私はすごく安全志向だと思う。なんだかんだリスキーな選択肢をとりたいと思いつつも、やっぱりそんなことはできない。その自分のチキンさが私を危険な行動に走りそうなときいいストッパーになってくれているのだとは思うけど。 文学の勉強をしたいと言いつつ…

牧師の娘であるということ

私はクリスチャンじゃない。だからといって、まったくクリスチャンじゃないとも言い切れない。キリスト教に対して特別な愛着を抱いている一方で、教会で生まれ育った中で経験したことにより、あいまいな、複雑な感情も抱いている。 牧師の父と、クリスチャン…

ブルー・バレンタイン

ブルーバレンタイン 「ゲンズブールと女たち」 観た。 アルケミスト 読んだ。

うまく生きていけるようになることは、感じられなくなるということ

私は今、ふつうに「女子大生」をして暮らしている。 きっと大学の友人や出会う大人からは"意識の高い"大学生だって思われているけれど、ふつうに学校へ行き、同年代の男の子と恋をし、サークルのことでときおり悩み、着る服に悩み、バイトに疲れて家に帰るよ…

MAUVAIS SANG

レオス・カラックスの「汚れた血」見た。 女性の肌のきめの細やかさ、そのうつくしさを知った映画でした。 夢のような映像、セリフ。見終わったあとじわじわとその魅力を理解するようになる。 ドニ・ラヴァンがTOKYO!のイメージ強すぎて怖かったけど。 「ホ…

百年の孤独

わたし、孤独感っていうものがなんなのか、しばらくのあいだ忘れてた。 きのう、わたしのこころから沸き出した孤独感は、あっというまに爪の先まで行き渡って、からだをおおうすべての皮膚の感覚を、うんと鋭敏にしてしまった。感覚は限りなく鋭くて、そして…

「いづみ語録・コンパクト」-鈴木いづみ

いづみ語録・コンパクト 作者: 鈴木いづみ,鈴木あづさ,文遊社編集部 出版社/メーカー: 文遊社 発売日: 2010/11 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (1件) を見る 鈴木いづみを知ったのは、 監督の「エンドレス・ワルツ」が大学…

私にとって、本を読むということ。

(できるだけ)毎日本を読んで、それについての感想をかいていくことにした。 昔から敬愛してやまない<歩く生き字引>然とした松岡正剛先生の「千夜千冊」(http://1000ya.isis.ne.jp/top/)と出会ってから、ぼんやりとしたあこがれをいだいてた読書日記。…

対岸の彼女

「悪口も上履き隠しも、ほんと、ぜーんぜんこわくないの。 そんなとこにあたしの大切なものはないし 」 すごく、じーんと来た。 対岸の彼女 (文春文庫) 作者: 角田光代 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2007/10 メディア: 文庫 購入: 8人 クリック: 70回 …

箱庭の手入れに勤しむ

調子が悪いときって、自分だけの箱庭の手入れにせいいっぱいになってしまう。自分の認める美しいもの、惹かれる人、気に入った本の一節、映画のモノローグなんかを集めて、きれいに配置したような箱庭。すべてがある秩序にもとづいて配置されているし、自分…

The Rest Of My Life

Aimer, ce n'est pas se regarder l'un l'autre, c'est regarder ensemble dans la même direction. 愛するということは、互いを見つめ合うことではなく、 ともに同じ方向を見つめるということだ。 Etienne Charry - The Rest Of My Life - YouTube こういう…

Mais Aime La

FRANCE GALL- mais aime la 1974 - YouTube Duke Ellington,Take the A Train - YouTube デューク・エリントンだいすきだ Never Let Me Go - We All Complete - YouTube

山田詠美さんが好き

メイク・ミー・シック (集英社文庫) 作者: 山田詠美 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 1994/01/20 メディア: 文庫 クリック: 5回 この商品を含むブログ (11件) を見る 山田詠美は本当に大好き。高校のときの現代文の教科書に掲載されていた「ひよこの眼」、…

ムード・インディゴ うたかたの日々(フランス・2013)

渋谷のCINEMA RISEで「ムード•インディゴ」のディレクターズカット版を友人たちとみた。 私はフランスの戦後の知識人やら哲学の動きや共産主義の勃興あたりの雰囲気がとても好きなので、この映画もきっと好きになるのだろう、と思っていた。というかそもそも…

Me and You and Everyone we know

Me and You and Everyone we know のひとコマ。お気に入り。 読書中。 ユートピアだより (岩波文庫) 作者: ウィリアム・モリス,川端康雄 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2013/08/21 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る 日本の幸福度 格差…

Ghost Surfer

Give me, give me, give me power!Your queen, your lips, I'm king, I'm your servant!Moving like a shadow All your magic bond Faster than the winds, deeper than the dreamStronger than the mean, the ghost surfer Cascadeur - Ghost Surfer - YouT…

All for you

友達の就活講座に行ってみた。 シューカツということばにどうしても拒否反応がでてしまう 哲学や倫理学に裏付けられた明確なミッションが見えない組織に対して、私はきっと懐疑的になってしまう。だからその組織に貢献なんてできないと思う。もともと私はス…

この世には二種類の人間がいる。

Zero 7 - Destiny [Full-Length] [HQ] - YouTube この曲すてきじゃない? この世には二種類の人間がいる。(という定型文句) 文章をかかずにはいられない人間と、かかなくても済む人間だ。 明らかに後者の方が、幸せな人生をすごすことになる。前者は、どん…