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女は女である

雑記帳

ホームシックをなおしてくれた本たち

どうやらわたしはホームシックにかかってしまったみたい。 日本の生活の中にあった、形容するのが難しいあの雰囲気をとてつもなく恋しく思っている。日本に帰りたいとは思わない。だって、帰ったとしても、私はきっとまた別の居場所を探そうとするだろうから…

孤独を飼いならす

(Rinko Kawauchi) さみしさ、はいつもいつもわたしにつきまとう感情。それから逃げることをこころみたり、ほかのことで頭をいっぱいにしてその存在をわすれようとしたり、本当に、小学生のころから、長いあいだもがいていたけれど、これを私から引きはがすこ…

ソ連崩壊から23年、理想国について語る可能性について

(Ryan Mcginley) 理想国の構想は古今東西で散見される。中国の桃源郷や、インドのシャングリラなど、人々は理想の楽園の存在を夢想し憧憬を抱いてきた。理想国の概念は多くの宗教に頻繁に登場するもので、たとえばキリスト教においてはエデンの園と最終目的…

わたしのデイリーユースの妄想

(Ryan Mcginley) ベッドに横たわり、隣にいる男の子とセックスをし、彼の体温をそばに感じながら、お互い何もいわず、パソコンに手を伸ばし、昔あった国の映画を観て、目が疲れれば枕元にある偉そうな翻訳の哲学書に目を通し、意味するところをぼんやりと考…

映画を好む人には、弱虫が多い

名画座に行きたい。中はがらんとしていて、薄暗くて、いつもタバコとコーヒーのいりまじったような匂いがする。だいたいおじいさんやおばあさんがちらほらと座っているだけだから、人ごみがどうしても苦手な私にはちょうどいい場所だ。古い椅子は、座るとギ…

牧師の娘であるということ

私はクリスチャンじゃない。だからといって、まったくクリスチャンじゃないとも言い切れない。キリスト教に対して特別な愛着を抱いている一方で、教会で生まれ育った中で経験したことにより、あいまいな、複雑な感情も抱いている。 牧師の父と、クリスチャン…

うまく生きていけるようになることは、感じられなくなるということ

私は今、ふつうに「女子大生」をして暮らしている。 きっと大学の友人や出会う大人からは"意識の高い"大学生だって思われているけれど、ふつうに学校へ行き、同年代の男の子と恋をし、サークルのことでときおり悩み、着る服に悩み、バイトに疲れて家に帰るよ…