女は女である

雑記帳

山田詠美さんが好き

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メイク・ミー・シック (集英社文庫)

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 山田詠美は本当に大好き。高校のときの現代文の教科書に掲載されていた「ひよこの眼」、これが最初の出会い。多くの文豪たちの作品の中でも、最近の作家さんだったこともあって異彩を放っていた。この作品は男の子が現実的じゃないからあまり好きじゃなかった。でも、わたしが最も敬愛する当時の現代文の先生が同時に紹介してくれた「風葬の教室」を読んでから、ずっと彼女のビッグファンなの。

 自意識過剰で、自分のセンスを何より大切にしていて、男の子という生き物が好きな、そんな女性。なんとなく自意識過剰さが私と似ているので自己陶酔感をすこし感じながら読んだりする。思春期の女の子特有の自意識過剰さと感性の過敏さをもつひとびとからすると、<先輩>なんだと思う。成功している先輩。才能にあふれた先輩。有名人のプロフィールに自分の大学と学部が書いてあるとなんとなく誇らしい気分になるのと同じようなものかもしれないね。

 彼女の、とんがっているのをよしとする姿勢がこころづよい。なんて思われたっていいじゃないの。ばかにはばかをいわせておけばいいじゃない、っていう姿勢。私は根源的なところでモラルの大切さを理解できていないので(社会通念に従うよりも好きなことを追い求めている方が正しいと思っている)、自分の好きな道をずんずんつきすすむエイミお姉さんは模範なわけだ。

 自分の写真をのせたり、モノやブランドの固有名詞をちりばめた文章をかいたり、自分の粋なふるまいをとうとうと述べる彼女はたしかに自意識過剰なんだけど、確かな文才と感性がそれをうーんと魅力的なものに変えている。多くの、美しさを求める、才能のあるクリエイターは(アナウィンターやダイアナヴリーランドを思い出す)自信家で、<やさしい>とはほど遠いけれど、人を引きつける魅力がある。こう、障壁をつくられることによって、周りの人たちが攻略したいと思ってしまうようなミステリアスさをもっているからね。

 

 それにしても、彼女の<スタイル>を追い求める姿勢はなんとまあ魅力的なことでしょう。

 

 私は自分を自分の<編集>の成果だと思っている。自分の素材自体はあまりいいものだと思えないし、好きじゃないけど、<編集>の過程に関してはtake pride inしていますので。

 

 これみるよん

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