女は女である

雑記帳

「いづみ語録・コンパクト」-鈴木いづみ

 

いづみ語録・コンパクト

いづみ語録・コンパクト

 

 

 鈴木いづみを知ったのは、 監督の「エンドレス・ワルツ」が大学近くの名画座で上映されていたことがそもそものきっかけ。彼女とその夫でありアルトサックス奏者の阿部薫の破滅的な恋愛を描いたもの。彼女のことばや行動に、ぞくぞくきちゃって。「文学するピンク女優」ってなんて素敵なキャッチフレーズなんだろう、って思ったよ。

 彼女、安直に言ってしまえば最近流行の「こじらせ系」の女性なのかしら。

彼女を構成する要素は、

・気と感性の強さ

「感受性の鈍い男はまったく耐えられない。

まったく異質なものがめまぐるしくいりじまって、自分の中でたがいに相容れないのだ。」

・異物(特に醜いもの、愚かなもの)への嫌悪感

「・・・・・・バカが精神的になると人生論はじめるから、きらい。」

「ルックスがわるいとか、才能がないとかいうひとは、ほんとに性質がわるい。」

・自分の存在への根本的な不安感

・自己憐憫的感情をかわいがりつつもてなづけているところ

あたしの日常は、軽薄そのものだ。いかにも嘘だらけで、じゅうぶんに幸福だった。だって悲しいことしかないとわかったら、笑うしかないじゃない」

「どうしてわたしは、こんなふうにいいかげんなことばが吐けるんだろう。すらすらと口からでてしまうのだ。リズム感さえよければ、意味は二の次だ。テンポとリズムが問題なのだ。とは、全部、口からでまかせ気分しだい。」

・身体としての「女」、精神としての「女」

「女は率直すぎる。口ではなにもいわなくても、女の顔は彼女の生活を露出する。」

「頭のなかはたとえ複雑であっても、単純そのものの行動。それが女にとっての頭のよさだと思う。」

「女の頭のよさには限界があって、個性のわく組みをこえられない。たいていの子は、明快さをめざすから。客観性とか自我を獲得したって、個人という輪郭のなかに閉じこめられてしまう。その世界との境目がはっきりしない。あいまいもことした知性をもった女は、めったにいない。それをやると変態になる。」

 なのかな、と私は思った。

ちょくちょく(聞きかじったレベルの知識しかないけど)レヴィナスっぽい。

 あとでつづきかこー

 

でも、ここはまったくちがう。

「夜にはいつも救いがある。事物がはっきり見えなくなり、見たいものだけに光をあて、妄想の中に沈んでゆける。」