女は女である

雑記帳

春画展に行ってきた話

先週、大学から徒歩5分ほどの距離にある永青文庫、そこで開かれている今話題の春画展に行ってきたことのメモ。私と先輩、たった二人が受講しているフランス語の授業の一環として、マダムと三人で行きました。

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ポルノはいつの時代もリピートだということを実感。同じような構図(体位や男女の関係性)、同じようなモチーフ(女性と女性の絡み、タコの怪物など異形の者に襲われる女性、巨大でグロテスクな男性器など)。現代のアダルトビデオやポルノ画像、エロマンガなどでも描かれているような、そんな事柄がリピートして登場することに驚き。

その主題、つまりエロとは違う点についてだけれど、絵の平面的な構図、色使い、細い線などが、なんとまあ現代のマンガイラストと酷似していること。

絵ももちろん興味深いけれど、もっと気になってしまったのが観客層。(知的な雰囲気をかもしていているけれどただの好色家かもしれない)老人たちと、BLで騒いでいそうな、ぼそぼそとずっと会話し続ける女の子たちのグループと、モードなおしゃれからするに美意識が高そうなカップル、この三種類にあらかた区別できそう。