百年の孤独
わたし、孤独感っていうものがなんなのか、しばらくのあいだ忘れてた。
きのう、わたしのこころから沸き出した孤独感は、あっというまに爪の先まで行き渡って、からだをおおうすべての皮膚の感覚を、うんと鋭敏にしてしまった。感覚は限りなく鋭くて、そしてなぜかとても息苦しい。胸のあたりに大きななにかがかぶさって、思うように息ができないのだ。もっと大きな世界で、周りの目を気にせずうんと空気を吸い込みたい。
孤独感は、自分の感覚が異質なのではないか、と思ってしまうこと。
だから自分の感覚を押さえつけて、その場の文脈にそったレスポンスをしようとしてしまうこと。自分の気持ちを尊重できないってこと。