女は女である

雑記帳

2013-01-01から1年間の記事一覧

牧師の娘であるということ

私はクリスチャンじゃない。だからといって、まったくクリスチャンじゃないとも言い切れない。キリスト教に対して特別な愛着を抱いている一方で、教会で生まれ育った中で経験したことにより、あいまいな、複雑な感情も抱いている。 牧師の父とクリスチャンの…

うまく生きていけるようになることは、感じられなくなるということ

私は今、ふつうに「女子大生」をして暮らしている。 きっと大学の友人や出会う大人からは"意識の高い"大学生だって思われているけれど、ふつうに学校へ行き、同年代の男の子と恋をし、サークルのことでときおり悩み、着る服に悩み、バイトに疲れて家に帰るよ…

百年の孤独

わたし、孤独感っていうものがなんなのか、しばらくのあいだ忘れてた。 きのう、わたしのこころから沸き出した孤独感は、あっというまに爪の先まで行き渡って、からだをおおうすべての皮膚の感覚を、うんと鋭敏にしてしまった。感覚は限りなく鋭くて、そして…

ムード・インディゴ うたかたの日々(フランス・2013)

渋谷のCINEMA RISEで「ムード•インディゴ」のディレクターズカット版を友人たちとみた。 私はフランスの戦後の知識人やら哲学の動きや共産主義の勃興あたりの雰囲気がとても好きなので、この映画もきっと好きになるのだろう、と思っていた。というかそもそも…