女は女である

雑記帳

最近のこと

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(3月に行った万里の長城

 

就職先が決まるまではほんとうに「一分一秒を争って」、公務員試験の勉強をしていた反動からか、いまは伸びきったゴムのように力が出せないでいる。

というか、力を入れるのがむずかしいのだ。試験勉強のときは、時間があるときはとりあえず国際法のテキストを眺めているか、憲法判例を暗唱すればよいとわかっていた。でもいまは、学校の課題かなにかをはじめようとしてパソコンの前に立ち、文章を書き始めようとするたびに、指の筋肉がゆるみ、うでがだらっとさがり、あげくには床にだらっところがってしまいたくなる。南アから帰ってきて以来、編入を試したり公務員試験をしたり就職活動をしたりなどと自転車操業だったのが原因だよと自分を慰めつつ、カーペットでからだじゅうの力を抜いてころがるのがこの上なく気持ちがいいのだ。ころがりながら、本にある文章をぼんやりとながめるのがいまの気分にぴったりなのである。

それでもこんな生活をつづけてよいわけではなく、そろそろ自分の気分を変えなくてはならない。そうでなければわたしは「努力するのが好き」というパーソナリティから離れて行って、なにがなんだかよくわからない人間になってしまうにちがいない。

そう思って、フランス語の学校に通うことにした。週に一度、フランス好きのおしゃれで知的な女性たちに囲まれて授業を受け、フランス語の本と映画を借りることができるおしゃれな図書館に通っていると、ひさしぶりに「なになにをしなきゃ」という外的な動機付けでなく、こころのなかからうまれてくる「これをしたい」という気持ちでなにかできそうな気がする。

現在のアルバイト(週2フルタイムで一日シフトを増やしてしまえば自分がOLか学生かわからなくなる)に加えてもうひとつ、開発協力関係のNGOインターンをすることにした。まず自分を変えるためには環境を変えること、これがたいせつだとしんじているからである。