女は女である

雑記帳

アルバイトの終わり

明日でバイトが終わる。1年生の2月からお世話になり、1年の留学の後もお世話になったバイト先。合計で、2年ちょっとはたらいていたことになるはずだ。最初は整然とした建物のようすと、静かな社員さんたちになかなか落ち着かなかったけど、今では映画館の席くらいに自分にとって落ち着く場所になっていたことに気がつく。

とりあえず、一日中そこに座って、パソコンをつうじていろんな世界をのぞきみるのがとても楽しかった。そうでもないと知らないようないろんな技術や会社を知ることができたし、現代においては情報というものがとても高い価値を持つものなのだということを実感することもできた。

社員さんたちはかしこく、それでいて品がよく、知的好奇心が強い人たちばかりで、仕事を楽しんでいるように見えた。私もあんな社会人になりたいと思ったものだった。

事務業務をしているスタッフさんたちは、とても賢くて、しかもとても人間的に暖かい人たちだった。力関係というものは役職だけにとらわれるものでは決してなく、その人のふるまいや態度にも大きく影響されるものなのかもしれないと学んだ。わたしもあんな女性になりたいと思った。

もうすこし働いていたいけれど、春休みはいつもとちがうことにチャレンジするきっかけを作りたいと思ったので早めにやめてしまうことにしたのだ。でも、すこしだけ後悔の気持ちがあるくらいにさみしさもあるのが本音である。わたしにとってはレベルの高すぎる組織だったけど、2年間も働く機会をいただけて光栄でした。