女は女である

雑記帳

アルバイトの終わり

明日でバイトが終わる。1年生の2月からお世話になり、1年の留学の後もお世話になったバイト先。合計で、2年ちょっとはたらいていたことになるはずだ。最初は整然とした建物のようすと、静かな社員さんたちになかなか落ち着かなかったけど、今では映画館の席くらいに自分にとって落ち着く場所になっていたことに気がつく。

とりあえず、一日中そこに座って、パソコンをつうじていろんな世界をのぞきみるのがとても楽しかった。そうでもないと知らないようないろんな技術や会社を知ることができたし、現代においては情報というものがとても高い価値を持つものなのだということを実感することもできた。

社員さんたちはかしこく、それでいて品がよく、知的好奇心が強い人たちばかりで、仕事を楽しんでいるように見えた。私もあんな社会人になりたいと思ったものだった。

事務業務をしているスタッフさんたちは、とても賢くて、しかもとても人間的に暖かい人たちだった。力関係というものは役職だけにとらわれるものでは決してなく、その人のふるまいや態度にも大きく影響されるものなのかもしれないと学んだ。わたしもあんな女性になりたいと思った。

もうすこし働いていたいけれど、春休みはいつもとちがうことにチャレンジするきっかけを作りたいと思ったので早めにやめてしまうことにしたのだ。でも、すこしだけ後悔の気持ちがあるくらいにさみしさもあるのが本音である。わたしにとってはレベルの高すぎる組織だったけど、2年間も働く機会をいただけて光栄でした。

7,8月読んだ本

 

 

スティル・ライフ (中公文庫)

スティル・ライフ (中公文庫)

 

 

 

光の子供 (新潮クレスト・ブックス)

光の子供 (新潮クレスト・ブックス)

 

 

 

フロイトの弟子と旅する長椅子 (BOOK PLANET)

フロイトの弟子と旅する長椅子 (BOOK PLANET)

 

 

 

畏れ慄いて

畏れ慄いて

 

 

 

私の恋人

私の恋人

 

 

 

素粒子 (ちくま文庫)

素粒子 (ちくま文庫)

 

 

 

The End of Poverty: How We Can Make it Happen in Our Lifetime

The End of Poverty: How We Can Make it Happen in Our Lifetime

 

 

 

謎の独立国家ソマリランド

謎の独立国家ソマリランド

 

 

鱗姫 (小学館文庫)

鱗姫 (小学館文庫)

 

 

 

マチネの終わりに

マチネの終わりに

 

 

 

真昼の星空 (中公文庫)

真昼の星空 (中公文庫)

 

 

 

人間の土地 (新潮文庫)

人間の土地 (新潮文庫)

 

 

冬の少年

冬の少年

 

 

 

最底辺のポートフォリオ ――1日2ドルで暮らすということ

最底辺のポートフォリオ ――1日2ドルで暮らすということ

  • 作者: ジョナサン・モーダック,スチュアート・ラザフォード,ダリル・コリンズ,オーランダ・ラトフェン,野上裕生,大川修二
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 2011/12/23
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貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える

貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える

 

 

 

 

 

民主主義がアフリカ経済を殺す

民主主義がアフリカ経済を殺す

 

 

傲慢な援助

傲慢な援助

 

 

 

ブルー・セーター――引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語

ブルー・セーター――引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語

 

 

国をつくるという仕事

国をつくるという仕事

 

 

 

Creating a World Without Poverty: Social Business and the Future of Capitalism

Creating a World Without Poverty: Social Business and the Future of Capitalism

 

 

最近のこと

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(3月に行った万里の長城

 

就職先が決まるまではほんとうに「一分一秒を争って」、公務員試験の勉強をしていた反動からか、いまは伸びきったゴムのように力が出せないでいる。

というか、力を入れるのがむずかしいのだ。試験勉強のときは、時間があるときはとりあえず国際法のテキストを眺めているか、憲法判例を暗唱すればよいとわかっていた。でもいまは、学校の課題かなにかをはじめようとしてパソコンの前に立ち、文章を書き始めようとするたびに、指の筋肉がゆるみ、うでがだらっとさがり、あげくには床にだらっところがってしまいたくなる。南アから帰ってきて以来、編入を試したり公務員試験をしたり就職活動をしたりなどと自転車操業だったのが原因だよと自分を慰めつつ、カーペットでからだじゅうの力を抜いてころがるのがこの上なく気持ちがいいのだ。ころがりながら、本にある文章をぼんやりとながめるのがいまの気分にぴったりなのである。

それでもこんな生活をつづけてよいわけではなく、そろそろ自分の気分を変えなくてはならない。そうでなければわたしは「努力するのが好き」というパーソナリティから離れて行って、なにがなんだかよくわからない人間になってしまうにちがいない。

そう思って、フランス語の学校に通うことにした。週に一度、フランス好きのおしゃれで知的な女性たちに囲まれて授業を受け、フランス語の本と映画を借りることができるおしゃれな図書館に通っていると、ひさしぶりに「なになにをしなきゃ」という外的な動機付けでなく、こころのなかからうまれてくる「これをしたい」という気持ちでなにかできそうな気がする。

現在のアルバイト(週2フルタイムで一日シフトを増やしてしまえば自分がOLか学生かわからなくなる)に加えてもうひとつ、開発協力関係のNGOインターンをすることにした。まず自分を変えるためには環境を変えること、これがたいせつだとしんじているからである。

11月に読んだ本

 

 

あしたから出版社 (就職しないで生きるには21)

あしたから出版社 (就職しないで生きるには21)

 

 

アニバーサリー (新潮文庫)

アニバーサリー (新潮文庫)

 

 

空震―テロの源泉にて

空震―テロの源泉にて

 

 

猛スピードで母は (文春文庫)

猛スピードで母は (文春文庫)

 

 

人道的介入―正義の武力行使はあるか (岩波新書)

人道的介入―正義の武力行使はあるか (岩波新書)

 

 

 

 

日本外交:現場からの証言

日本外交:現場からの証言

 

 

春画展に行ってきた話

先週、大学から徒歩5分ほどの距離にある永青文庫、そこで開かれている今話題の春画展に行ってきたことのメモ。私と先輩、たった二人が受講しているフランス語の授業の一環として、マダムと三人で行きました。

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ポルノはいつの時代もリピートだということを実感。同じような構図(体位や男女の関係性)、同じようなモチーフ(女性と女性の絡み、タコの怪物など異形の者に襲われる女性、巨大でグロテスクな男性器など)。現代のアダルトビデオやポルノ画像、エロマンガなどでも描かれているような、そんな事柄がリピートして登場することに驚き。

その主題、つまりエロとは違う点についてだけれど、絵の平面的な構図、色使い、細い線などが、なんとまあ現代のマンガイラストと酷似していること。

絵ももちろん興味深いけれど、もっと気になってしまったのが観客層。(知的な雰囲気をかもしていているけれどただの好色家かもしれない)老人たちと、BLで騒いでいそうな、ぼそぼそとずっと会話し続ける女の子たちのグループと、モードなおしゃれからするに美意識が高そうなカップル、この三種類にあらかた区別できそう。

10月読んだ本

 

借りの哲学 (atプラス叢書06)

借りの哲学 (atプラス叢書06)

 

贈与関係ではなく「借り」の関係を築くことで、ネオリベラル、「自律的な個人」の幻想をもとにした新自由主義イデオロギーとたたかう、という、定番といえば定番の コミュニタリアンな考え、根幹にあるテーマをひたすら繰り返している文章だけど、わかりやすくやさしく、ちょっとしたエッセイを読んでいるような気持だった。

 

猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)

猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)

 

 ドイツあたりの小説の翻訳本を読んでいるような気持。ブリキの太鼓みたい。小川洋子さんの文章が好きだ。心をぐさっとえぐるような、現実に根差した物語をもとめがちなわたしとしてはなんとなく物足りなく感じた。

 

ナイルパーチの女子会

ナイルパーチの女子会

 

 あるある小説ってウケるけど、それっていい小説なのかわからない。主人公たちが極端すぎてあまり感情移入できなかったけど、彼らの人生観のようなものになるほどと考えさせられることは多かった、かも。

 

クラウドクラスターを愛する方法

クラウドクラスターを愛する方法

 

 窪美澄さんがほんとうにすきだ。決して華やかでも美しくも正しくもないのが人生であり、おろかできたなく、不合理なのが人生。それゆえの良さを描くのが本当にうまい人。

 

弱いつながり 検索ワードを探す旅

弱いつながり 検索ワードを探す旅

 

 予定調和から抜け出すために書(というかネット)を捨てよ、街(できれば海外)に出よ、とすすめる一冊。とてもバランス感覚のある人で、読んでいて気持ちよかった。東さんの本、読むのいつもものすごく時間がかかってしまうけれど、これは大学から家に帰る40分くらいで読めちゃうくらいシンプルな内容&文章だった。

 

星を賣る店

星を賣る店

 

 どのページもきらきらしている。デザインをひたすら掲載しているだけなのに、まるで童話でも読んでいるような気持。おまけについてる解説の文章がとてもうつくしく、かつ歯ごたえもある。

 

いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)

いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)

 

 読書中。

 

 日本のフェミニズムはアメリカのそれとものすごく違うので、また勉強しなければと感じた。

 

窓から逃げた100歳老人

窓から逃げた100歳老人

 

 ブラックユーモアあふれる一冊。

 

 

日本型排外主義―在特会・外国人参政権・東アジア地政学―

日本型排外主義―在特会・外国人参政権・東アジア地政学―

 

 読み途中

 

経済大陸アフリカ (中公新書)

経済大陸アフリカ (中公新書)

 

 父と同姓同名・政経卒・南アフリカ専門というやたら縁を感じる人の一冊。

時代はアフリカであることよ。

東京

生きていくということは、昔思っていたよりもむつかしくないような気がする。でも、やさしく、きれいなものを大切にしながら生きてくのは本当にむつかしいと思う。

東京はなんでもある。

ものがありすぎる。豆乳をのみたいとコンビニによれば、3種類くらいの類似の商品がならんでいてえらぶのも一苦労だ。チョコレートを買おうとしたって、ビスケットや板チョコ、焼きチョコ、生チョコ、これでもかという種類のチョコレートがさまざまなメーカーから売られている。

そして、人が多すぎる。アジア人にもこんなにバリエーションがあるのかとおどろくばかりだ。街を歩けば、聞きたくなくても耳に入ってくる会話、目はちかちかと点滅するネオンの文字が飛び込んでくる。すると、世界が私の周りにたちあがって、わたしを急き立てる。

電車の広告は、体中の毛をそりなさい、からだを無臭にしなさい、英語を勉強しなさい、婚活しなさい、とあらゆる手立てを用いてわたしをせきたてる。あれを買わなければ、これをしなければ、あそこへ行かなければ。広告にうつる、完璧な笑顔を浮かべた皺ひとつない妙齢の女性が、仕事も家事もこなし、お金があって、しかも余裕のある生活なんていうものを声高にうたう。そんなイメージにこころがまどわされ、でも、目を閉じることも耳をふさぐこともできるわけもなく、わたしはひたすらこころをそんなものたちに慣らすしかない。わたしのこころのなかの、かすかな声だってきこえるわけがない。路頭に迷うような情報の氾濫のせいで、すべてはかきけされてしまい、自分の心の声なんて存在するのかさえもわからなくなってしまいそうだ。

 

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